今年最後の読書

阿片王 満州の夜と霧

阿片王 満州の夜と霧

螺鈿迷宮

螺鈿迷宮

白い人・黄色い人 (新潮文庫)

白い人・黄色い人 (新潮文庫)

悪童日記 (ハヤカワepi文庫)

悪童日記 (ハヤカワepi文庫)

ふたりの証拠 (ハヤカワepi文庫)

ふたりの証拠 (ハヤカワepi文庫)

第三の嘘 (ハヤカワepi文庫)

第三の嘘 (ハヤカワepi文庫)

存在の耐えられない軽さ (集英社文庫)

存在の耐えられない軽さ (集英社文庫)

「知っていたか、知らなかったか? は根本の問題ではない。知らないからその人が無罪? というのなら、王座にいるばかは、ばかであるがゆえに、あらゆる責任から開放されるのであろうか?」

「医療にたずさわったこの十年間というもの、トマーシュはひたすら人間の脳について研究し、「私」よりとらえがたいものは何もないことを知った。ヒットラーアインシュタイン、ブレジネフとソルジェニツィンの間には差異よりもはるかに多くの類似がある。もしそれを数値で表現できるなら、両者の間には百万分の一の差異と、百万分の九十九万九千九百九十九の類似があるであろう。
 トマーシュはその百万分の一を見出し、とらえたいという強い欲望にとりつかれていた。彼にはここにこそ彼が女に夢中になる理由があるように思える。彼は女に夢中になるのではなく、その女の一人一人の思いもよらないところにひかれるのだ。別なことばでいえば、一人一人の女を違ったものにする百万分の一の差異に夢中になるのである。」

「だがいわゆる全体主義的な体制と戦う者たちは単に質問することと、疑うことによってのみかろうじて戦えるにすぎない。」

赤ひげ診療譚 (新潮文庫)

赤ひげ診療譚 (新潮文庫)

たそがれ清兵衛 (新潮文庫)

たそがれ清兵衛 (新潮文庫)

パプリカ (新潮文庫)

パプリカ (新潮文庫)

ウェブ人間論 (新潮新書)

ウェブ人間論 (新潮新書)

「情報の量がいずれ質に転化する」羽生善治の仮説
「身体性から切り離されたところで、あらゆる人間が活発に活動するようになったというのが、ウェブ登場による一番の変化なんだと思います。」平野啓一郎

大学病院のウラは墓場―医学部が患者を殺す (幻冬舎新書)

大学病院のウラは墓場―医学部が患者を殺す (幻冬舎新書)

格差社会―何が問題なのか (岩波新書)

格差社会―何が問題なのか (岩波新書)

サンカの真実 三角寛の虚構 (文春新書)

サンカの真実 三角寛の虚構 (文春新書)