2009年末から2010年の読書

2009年某日

すっかり丸くなってしまった恩師を見て驚きました


秋山兄弟 好古と真之 明治の人材はいかにして生まれたか (朝日新書)

秋山兄弟 好古と真之 明治の人材はいかにして生まれたか (朝日新書)

わが夫 坂本龍馬 おりょう聞書き (朝日新書)

わが夫 坂本龍馬 おりょう聞書き (朝日新書)

奸婦にあらず (文春文庫)

奸婦にあらず (文春文庫)

大盗禅師 (文春文庫)

大盗禅師 (文春文庫)

アヴェンジャー〈上〉 (角川文庫)

アヴェンジャー〈上〉 (角川文庫)

アヴェンジャー〈下〉 (角川文庫)

アヴェンジャー〈下〉 (角川文庫)

水の時計 (角川文庫)

水の時計 (角川文庫)

県庁の星 (幻冬舎文庫)

県庁の星 (幻冬舎文庫)

頭脳勝負―将棋の世界 (ちくま新書)

頭脳勝負―将棋の世界 (ちくま新書)

製薬業界の闇

製薬業界の闇

人間の器量 (新潮新書)

人間の器量 (新潮新書)

とにかく、このポトラッチという概念は、いろんな意味で考えるに値する学問的な可能性がある。一つは非常に狭い意味で、自分を犠牲にすることによって所有する財貨を蕩尽して、しまいには奴隷を火の中に投げ込むまでいってしまう民俗文化の中の儀礼。もう一つの可能性は、死を賭しても自我というものを解体して至高性に達しようとする破壊本能が文化の根源にある、たとえば経済が最終的にそこに向かって動いているというジョルジュ・バタイユの思想です。

「坂の上の雲」と日本人 (文春文庫)

「坂の上の雲」と日本人 (文春文庫)

司馬遼太郎アイデンティティを「お里」と訳しました。

この小説では、そのような無名の群像の動きによって、ある時代精神を静かに描きます。小説ともエッセーともつかぬ方法は、「坂の上の雲」の市井の人版とも言えます。あるいは「坂の上の雲」は、非常時の「ひとびとの足音」かも知れません。

日本辺境論 (新潮新書)

日本辺境論 (新潮新書)





1/4/2010

新装版 白い航跡(上) (講談社文庫)

新装版 白い航跡(上) (講談社文庫)

現代に通じる脚気予防のための高木兼寛の正しい疫学。


1/11/2010

日本海海戦の深層 (ちくま文庫)

日本海海戦の深層 (ちくま文庫)


1/16/2010

ボイスから始まる (五柳叢書)

ボイスから始まる (五柳叢書)


1/20/2010

      • > 南博の日本人論


1/23/2010

明治維新 1858-1881 (講談社現代新書)

明治維新 1858-1881 (講談社現代新書)

明治革命の柔構造は、国家目標、合従連衡、指導者自身の三側面に分解することができる。
?目標のダイナミズムにおける柔構造--> 政治的には「公議世論」、経済的には「富国強兵」
?グループ間の合従連衡における柔構造
?指導者自身の可変性と多義性に関わる柔構造

日本とイギリスの地理的特殊性---> 文明の生態史観 梅棹忠夫


1/24/2010

野蛮人のテーブルマナー (講談社+α文庫)

野蛮人のテーブルマナー (講談社+α文庫)


1/30/2010

麻薬戦争


2/6/2010

神戸・続神戸・俳愚伝 (講談社文芸文庫)

神戸・続神戸・俳愚伝 (講談社文芸文庫)

第二次世界大戦中から戦後にかけての神戸に集う奇妙な人たちの話。傑作


2/6/2010

龍馬と八人の女性 (ちくま文庫)

龍馬と八人の女性 (ちくま文庫)


2/7/2010

名作旅訳文庫8 松山 『坊っちゃん』夏目漱石

名作旅訳文庫8 松山 『坊っちゃん』夏目漱石

松山旅行を前にしての再読


2/9/2010

日本の医療―統制とバランス感覚 (中公新書)

日本の医療―統制とバランス感覚 (中公新書)

1996年初版。日本の医療を初めて体系的に論じた名著。


2/12/2010

「スーパー名医」が医療を壊す (祥伝社新書187) (祥伝社新書 187)

「スーパー名医」が医療を壊す (祥伝社新書187) (祥伝社新書 187)


2/14/2010

ワンちゃん

ワンちゃん


2/26/2010

時が滲む朝

時が滲む朝


2/27/2010

金魚生活

金魚生活


2/27/2010

BEUYS IN JAPAN ヨーゼフ・ボイス よみがえる革命

BEUYS IN JAPAN ヨーゼフ・ボイス よみがえる革命

2009/10/31-2010/1/24 「ボイスがいた8日間」水戸芸術館美術ギャラリー
1984/5/29-6/5 ヨーゼフ・ボイス来日 


2/28/2010

数字でみるニッポンの医療 (講談社現代新書)

数字でみるニッポンの医療 (講談社現代新書)


3/6/2010

人間の建設 (新潮文庫)

人間の建設 (新潮文庫)

小林:灘に白鷹の本舗があります。--- そこでご馳走になりましたが、うまくないのですよ。---- ぼくらが若いころにガブガブ飲んでいた酒とは、まるっきり違うのですよ。樽がなくなったでしょう。みんな瓶になりましたよね。樽の香というものがありました。あれを復活しても、このごろの人は樽の香を知らない。---

  ---> 三宅商店誂 伊勢神宮のお神酒の白鷹は往年の樽酒

小林:--- 手紙を読んでいればわかるように、あの人(ゴッホ)の色というものは、いちいち理屈があるのです。美術史家の言う様式ではなくて、むしろ独特の告白なんです。

岡:--- 私は日本人の長所の一つは、時勢には合わない話ですが、「神風」のごとく死ねることだと思います。あれができる民族でなければ、世界の滅亡を防ぎとめることはできないとまで思うのです。あれは小我を去ればできる。小我を自分だと思っている限り決してできない。


3/7/2010

すき・やき

すき・やき


3/13/2010

失敗しない「韓国ビジネス」のオキテ

失敗しない「韓国ビジネス」のオキテ

TOZAI HoldingsのMr.Leeの紹介


4/2/2010

妄想老人日記 (中公文庫)

妄想老人日記 (中公文庫)

すごい!この老人のパワーと執念は


4/2/2010

春宵十話 随筆集/数学者が綴る人生1 (光文社文庫)

春宵十話 随筆集/数学者が綴る人生1 (光文社文庫)


4/2/2010

夢見る黄金地球儀 (創元推理文庫)

夢見る黄金地球儀 (創元推理文庫)


4/10/2010

マドンナ・ヴェルデ

マドンナ・ヴェルデ


4/10/2010

真鶴 (文春文庫)

真鶴 (文春文庫)


4/15/2010

村上龍料理小説集 (集英社文庫)

村上龍料理小説集 (集英社文庫)


4/16/2010

私の男 (文春文庫)

私の男 (文春文庫)


4/17/2010

アメリカ型成功者の物語―ゴールドラッシュとシリコンバレー (新潮文庫)

アメリカ型成功者の物語―ゴールドラッシュとシリコンバレー (新潮文庫)


4/23/2010

岩崎弥太郎と三菱四代 (幻冬舎新書)

岩崎弥太郎と三菱四代 (幻冬舎新書)


4/24/2010

残念な人の思考法 日経プレミアシリーズ

残念な人の思考法 日経プレミアシリーズ


4/25/2010

養老孟司・太田光 人生の疑問に答えます (新潮文庫)

養老孟司・太田光 人生の疑問に答えます (新潮文庫)


5/1/2010

ヴァレリー――知性と感性の相剋 (岩波新書)

ヴァレリー――知性と感性の相剋 (岩波新書)

ヴァレリーの恋愛遍歴と詩作の関わりを論じた好著


5/3/2010

新版 分数ができない大学生 (ちくま文庫)

新版 分数ができない大学生 (ちくま文庫)

数学教育の荒廃がもたらす惨状を実データで示した問題作。これによる国力の低下をどのように救えるのか。


5/4/2010

日本経済の真実―ある日、この国は破産します

日本経済の真実―ある日、この国は破産します

日本の破産の可能性を具体的な数字で再認識


5/9/2010

いつも上を向いて

いつも上を向いて

パーキンソン病と共に生きるということ。病気に負けることなく、ここまで前向きに生きることができるという記録。


5/17/2010

東京ひがし案内 (ちくま文庫)

東京ひがし案内 (ちくま文庫)

下町の魅力にはまりました。


5/19/2010

教養としての官能小説案内 (ちくま新書)

教養としての官能小説案内 (ちくま新書)


5/19/2010

生きている兵隊 (中公文庫)

生きている兵隊 (中公文庫)


5/22/2010

日本人へ リーダー篇 (文春新書)

日本人へ リーダー篇 (文春新書)

想像力が働き出すのは、疑問をいだいたときからだ。疑問をいだくのは、壁に突き当たったからである。秀才とは学業成績の良い人のことだから、これまでに壁に突き当たったことがないか、あったとしてもごくまれだった人たちなのだろう。となれば疑問を持った回数も少なく、当然ながらその疑問を解決しようとしたあげくに、想像力に訴えるしかないと思い至るまでの苦痛も、さして経験したことはないにちがいない。
想像力も筋肉の力に似て、訓練を重ねていないと劣化してしまう。だからであろうか、学校秀才には想像力に欠ける人が少なくない。
「いかなる分野でも共通して必要とされる重要な能力が、一つある。それは想像力だ」とは私の言でなく、五百年前にマキアヴェッリが遺した言葉である。「自分ならどう考えるだろうか」を、あらゆることのスタート・ラインにしてみてはどうであろうか。


5/22/2010

ルリボシカミキリの青

ルリボシカミキリの青

進化のプロセスで、生命は致命的なコピーミスが生じないよう様々な仕組みを作りだしてきた。正確にDNAを合成する酵素、たとえミスが発生してもそれを校正するような修復システム。もし細胞分裂に伴う遺伝子の複製が100%完全に行なわれれば、がんは発生しなくなるだろうか。たしかにコピーミスに由来するがんは起こらなくなるだろう。しかし同時に生命にとって決定的に致命的なことが起こる。それは進化の可能性が消えてしまうということである。わずかながらコピーミスが発生するゆえに、変化がおこり、その変化が次の世代に伝わる。それがもし環境に対して有利に働くなら、その変化が継承される。これが進化である。それゆえ生命は、常にミスの可能性を残した。つまりがんの発生とは進化という壮大な可能性のしくみの中に不可避的に内包された矛盾なのだ。


5/23/2010

スギハラ・ダラー

スギハラ・ダラー


5/28/2010

ミノタウロス (講談社文庫)

ミノタウロス (講談社文庫)